不退転の意思をもつ未熟者の記録

2021年に逆転サヨナラ合格の中学受験をした子を持つ親の記録です

「中学受験 虎の巻」~はじめに~

本線から分岐し、我が家の受験記をシリーズ6回分書かせていただきました。。
受験体験の記事は、主に超直前期(12月)から受験本番期(1月・2月)までの親子の軌跡になります。

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心臓破りの坂はキツかった・・

本線は具体的に書いてまいります。
なお、「中学受験、我が家は手探りばかりで大変だったな」という気持ちから、後に受験をされる方に少しでもお子様のフォローが効率的になればという、お節介精神で記事を書いております。
それを、「中学受験 虎の巻」というカテゴリでまとめさせていただきました。

すでに、志望校過去問について記事を書かせていただきましたが、本記事の情報も予備知識としてご確認いただきますと、より分かりやすいものがあるかと思います。

・志望校の選択

・過去問の進め方

(「はじめに」よりも先に虎の巻を書いてしまいました・・順番が逆になりすみません)

また、中にはすべての中受に当てはまるものというよりもむしろ逆に、わりとピンポイントな受験生に対する記事があるかも知れません。トップオブトップの学校を目指すもしくは目指せる方には参考にもならないと思います。

なお、我が家の予備知識としてご参考までに各レベルをお伝えします。

子供のS偏差は
4年生で50前半~50後半、
5年生で50前半~60前半、
6年生で40前半~50後半(直近5回分の平均:50弱)
で大体推移していました。

第1・第2志望校の問題のタイプはどちらもABタイプ、
S偏差は50後半~60前半でした。
Sの資料では第2志望の理社がAタイプになっていますが、少なくとも理科はABタイプに変わっていると思います。

Aタイプ・・・設問の大半が情報処理を中心とした客観的な出題。
ABタイプ・・・記述問題の分量が20~50%程度、あるいは自分で考えて答える記述問題などが出題
Bタイプ・・・設問の大半が記述式の出題。また、本文全体の内容を踏まえて答える記述問題も出題。

ただ、Aタイプ、Bタイプなんて言っちゃっていますが、それほど気に留めなくてもいいものかもしれません。
志望した学校がABだった、というくらいの認識でした。
テストの結果は、我が子はよくAタイプになっていました。

受験が終わって、「たぶんこれが決め手だったのかな」と思った点は、ざっくり書くとこのような感じです。

・志望校の問題の内容がどの学校も似ていた
特に理科が特徴的に感じましたが、極端に言えば、都立などの適性検査のように分野が定まっていない、形式のない問題の出し方をしたり、リード文が長く読解力を要する問題を出す傾向がありました。

途中で加えた1月校も、過去問を見ると志望校の問題に寄せている傾向が見えたので、過去問演習を1発目から合格点をクリアできたのでは、と考えています。相性もあると思いますが。

・読解力と表現力の強化が国語以外の科目で活きた
2学期以降、我が子は私の大きな戦略ミスで国語が致命的にできなくなってしまったため9月後半から国語の読解問題を毎日欠かさず行いました。
特に10月以降の過去問をこなしている時期は志望校に似た出し方をしている学校や志望校の大昔の過去問を使って見直しを含めるので週2~3回、12月ごろまで続けました。

すると、1月中旬ごろからほかの科目でも問題を把握するスピードや記述力がメキメキと上がってきたことがわかりました。
やっぱり国語は大事です。

・漢字や語彙の突貫工事がギリギリ間に合った
こちらも、国語が出来なくなるのと同じ時期から発生していましたが、漢字がボロボロになり漢字の要では到底間に合わないと判断したため、漢字の問題集を購入しひたすらそればかりを12月中旬ごろから6周ほど回しました。
それでもできないものはありましたが、知らなくても「勘」で正解を出すようにもなったので、突貫工事ではありましたが本番までに何とか仕上がったと思います。

以上の点を踏まえていただき、虎の巻の記事の中でもしご参考になる部分がありましたら頭の片隅にそっと入れていただければ幸いです。