不退転の意思をもつ未熟者の記録

2021年に逆転サヨナラ合格の中学受験をした子を持つ親の記録です

過去問の進め方

ちょうど去年の今頃だったと思います。

1年先輩の2020年受験組の親御様のブログを見て、メンタルセットをしていました。

来年の今頃(1月~2月)にはこうなるのかと、心情的な部分を知るのが主な目的だったような気がします。

 

まさかそこから約1年ずっとクラスが下降し続けるとは。。

ただ、どん底だった秋に、5年生時代まだαにいた我が子を知る塾の先生が、我が子も私も鼓舞するメッセージをテキストに書いてくださったおかげで、かなり救われました。
度々その先生のメッセージで子供を励ましていましたし、自分の中でも繰り返し唱えては折れた心の修復をしていました。

 

今回は、過去問がテーマのお話をさせていただきます。
改めて中学受験を振り返ってみると、1番の肝になったのは間違いなく過去問。
過去問をいかに消化できたかで勝敗が決まると確信しました。

 

■過去問を始める時期■
過去問は、先輩や先生のアドバイスに従って夏休み直前(7月中旬)にお試しで志望校1回分を挑戦しました。結果は悲惨ですが気にせずwむしろ当たり前です。
(「こういうものなんだ」と知るためなので、ゴリゴリに復習してもあまり意味はないです。秋からしっかりやります。)

塾の夏期講習でも後半から通称「電話帳」と呼ばれる過去問集で国語の宿題を出すので、志望校の過去問は休講日に2回分取り組みました。
ただし、この時期のメインは過去問ではなく、教材の復習が最優先です。
(年度は、2~3年前の比較的新しめのものをやりました。ご参考まで。)

このころから塾は、復習が追い付かなくなるほど教材の難易度も量もパワーアップしていくので、9月からのSSで完全にパンクして辞めていく子が増えていきました。。

ですので、監督(親)は、各科目のバランスが崩れないよう、しっかりとペースをつかむのが大事です。


我が家はそれを失敗し、算数>>>理科>社会>国語の偏った配分で復習してしまったため、国語がボロボロに崩れ、秋以降のさらなる成績下落を引き起こしてしまいました。
それはそれは地獄のような日々でした。。

知識・計算・記述・思考を身に付けるため、4科目のバランスは常に意識してください。強化する必要のあるものは必ず出ますが、まずは4科目を回し、強化するものだけをピンポイントで付け加えていく方が効率的です。
もしそれでも解決ができない問題が生じたら、質問教室もしく家庭教師の先生に投げます。
(家庭教師の先生については今回の本筋ではないので、別の回の記事に改めて書かせていただきます。)

後に詳しく書きますが、本格的に過去問に取り組みだしたのは10月以降です。

夏期講終了後~9月中は、模試とテストのラッシュでとても過去問まで手が回りません。テストをやったら必ず直しをしないと受けた意味が全くないので、直しはやった日~翌日までには終わらせ、その次に平常授業、SS、土特の復習をしました。
当然すべてを消化はできませんでしたが、この時はなるべく問題を着手するようにし、消化できない問題を最小限にするよう意識をしていました。
そこで出来の悪い分野を把握し、最悪直しができなければ自分の頭の中で記録します。

このように、大体9月ごろまでは過去問よりも塾のテキストが90%でやっていました。
塾からもそのような指示がありましたし、何よりも9月からのSSで復習ペースが狂うので調整するだけで手いっぱいになります。
9月、10月から学校を休んで塾に専念する子供が出るほど過酷です。


■本格始動は10月から■
我が家の場合は、第1志望も第2志望も明確な差がなかったため、2校分を最新から1年ずつ古い方へ行くことにしました。1冊に3年間分、1年間2回分のタイプだったので、年内にひとまず2冊(6年間)分を解くことを最低限の目標としました。

ペースは1週間に1年1回分で解くようにしていました。
上記の通り、隙間時間もないので「過去問をねじ込む」感じで進めました。

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過去問のご利用は計画的に。

具体的に描くと、1週間このような感じで進めていました。

月 SS復習・消化・直し、平常消化・直し、土特直し、平常準備
火 平常復習・消化・直し
水 過去問(2科目)・直し、平常準備
木 平常復習・消化・直し
金 平常消化・直し、過去問直し
土 過去問(残り2科目)・直し、土特復習、平常消化・直し
日 SS復習・消化・直し、土特復習

ここで、祝日などで休講日が出たらしめたもの。その週はうまくやれば2年分出来ます。
過去問は学校によって1年に1回分と2回分にまとめられているものがありますが、我が家の場合は1年に2回分の方でしたので、最新年度から順番に1回目、2回目両方ともこなしました。
また、第1志望が2校でしぼりこめない状態だったので、試験日が後の学校(A校)から1冊分消化をし、そのあと試験日が先の学校(B校)を2冊分消化後、A校の続きで1冊分消化しました。

A校の2020年度1回目

A校の2020年度2回目

・・・

A校の2018年度2回目(1冊目終了)

B校の2020年度1回目

・・・

B校の2015年度2回目(2冊分終了)

A校の2017年度1回目

・・・

A校の2015年度2回目(2冊目終了)
※夏に手を付けたものはやりません。

大体ここまでで12月末にはそれぞれ1周が終わりました。年末からは1回目分だけB校の2周目を2週間くらいかけて行い、B校の試験後、A校の2周目を同様に行いました。

2周目は上記のと同じ要領ですが、今度は「古いもの→新いもの」へさかのぼりで各学校の問題をこなしました。ペースはその時の状況に応じて変えていたと記憶しています。
決戦前日の午前中には前年度分が直しまで終わるように調整しながら進めました。

時間がなければ間違えた問題だけを行うつもりでしたが、結局「全問全科目フルで2周」しました。これが、過去問の進め方の、決定打だったように思えます。