不退転の意思をもつ未熟者の記録

2021年に逆転サヨナラ合格の中学受験をした子を持つ親の記録です

志望校の選択

何から書こうか考えましたが、順番的に、まず学校選びから始めます。

***肝心な「いつ頃決めたか」が抜けていたので、“手順”部分に追記しました!!***
 

志望校について。

もともとは、前回の記事でも少しふれたとおり「全寮制」を希望していましたので、我が子が3年生くらいまでは「ハリーポッター」を見せたり、寮のある学校のパンフレットを塾から持ち帰ったり、紹介サイトを一緒に見ては寮生活のある学校は何だか楽しそうだと盛り上げてみたりもしていました。

 

当時は寮生活を送っていた方が自宅から通う学校生活より自立心が芽生え、反抗期も回避でき、友人関係や学校生活が密度の濃いものとなり、一生付き合える仲間が見つかると思っていたので、家族は全く賛成してくれませんでしたが、まだ先の話だしそのうちにきっと分かってもらえると思っていました。

f:id:futaiten78:20210204154806p:plain

寮生活の青春もいいもんだ~

しかし、、低学年の頃は素直ですんなりいうことも聞いてくれていた我が子は4年生になると徐々に反抗期を迎え始め、学校でも塾でも中学受験が話題に出ることが増えたとたん、子供は「寮なんか絶対行きたくない!!」と言い出すようになってしまいました・・
そして我が子の意思は最後まで寮生活に覆ることはないままとなってしまいました。。
旅行を兼ねて学校見学の話をしてもそっぽを向かれる始末。
私はいったんあきらめて、自宅から通える学校を中心に説明会に参加しました。
(悪あがきで寮の学校もいくつか見ましたがw)
 

塾から配布された学校説明会のポケットサイズのノートにある学校説明会カレンダーにマーカーでチェックを入れ、5月から12月まで説明会行脚を始めました。

 

■子供が4年生の頃に回った学校■

麻布、芝、早大学院、早実、栄光、浅野、本郷、都立小石川、芝浦工大、海陽中等、駒東、東邦大東邦、武蔵、市川、広尾、渋渋、渋幕、ラ・サール、函ラサ、都立両国、都立白鴎、区立九段

自分の気になる学校を回れるだけ回ってみたところ、自宅から通える学校の距離・環境面でのメリットを認識しましたし、公立も私立も本当に魅力のある学校ばかりだったので、本格的に「志望校」として検討した学校は、10月~12月ごろに行われる学校主催の説明会や入試説明会などに行ってさらにその学校の知識を深めました。

 

■子供が5年生の頃に回った学校■

開成、都立小石川、渋渋、市川

4年生の時点で気になる学校はある程度回り切ったので、5年生の時は子供と一緒に文化祭巡りを中心に見て回りました。

 

■子供が6年生の頃に回った学校■

電機大、世田谷、巣鴨、海城、広尾、広尾小石川、開智日本橋、市川、渋渋、渋幕、早実、本郷、芝、浅野

 

学校説明会がコロナの影響でオンライン開催を行っていたため、簡単に説明会に参加できる利点を活かし、2年前に参加した学校の「おかわり」と滑り止め候補の選定をする目的でZOOM説明会にサインインしました。
入試説明会も学校によってZOOMで行われたので、情報収集のためできる限り参加しました。

 

■志望校のまとめ方■

学校説明会や塾の先生との面談、ガイド本、学校のサイト、「み〇なの学校」などの掲示板サイトで情報を収集し、一通り材料をそろえた段階で、子供と一緒に志望校を選定しました。

第1~3希望までは子供の希望で決めました。併願や滑り止めはこちらである程度選び、子供にそれぞれの学校の情報を伝えた上で決めていきました。

 

手順1.一番行きたい学校を決める(6年春ごろ)
ここで一言ことわりを入れておくと、すでに大枠は「親が決めている」状態になっています。
私の場合は、「子供には将来こういう道に進んでほしい」という漠然とした希望がありましたので、「共学」「グローバル」「SSHもしくは理系」(しつこいが本音は「全寮制」も追加)を軸に枠を作っておりました。

 

学校説明会ではもう少し幅を持たせていろいろとみていたため、また違った角度で各学校の良さを知ることができたので基本的にはいろいろな学校を見てみることをお勧めします。

余談が入りましたが、一番行きたい学校は

「(親が広げた敷地内で)子供が決める」
という感じでした。

f:id:futaiten78:20210205023757p:plain

ある程度の「場所どり」も大事・・?


手順2.1番行きたい学校をもとに肉付けするイメージで候補を「選ぶ」(6年夏ごろ)
「決める」ではなく「選ぶ」という意識でした。
第1、第2希望以降の順番がつけられなかったのが理由です。
実際第3希望以降は1月の中旬まで変更が入るほど流動性があったため、順位はあってないような感覚でした。
単純に「いい学校」だと思ったら候補としていました。

 

手順3.チャレンジ、併願、滑り止めで順位付け(6年秋ごろ)
大体の学校が絞り込まれた状態で、チャレンジ、併願、滑り止めの3段階で順位をつけていきました。第1と第2はもちろんチャレンジ校、第3以降は併願校(実際の我が子の模試の偏差値だけなら十分チャレンジ校でしたが)、その次に子供の偏差値と同じもしくはそれよりも下にある学校という順で形作っていきました。

現実(わが子の偏差値)も大事ですが、そばで子供を見ていた親の感覚でチャレンジ校を「併願校」とすることも大事です!!
思考は現実化する(こともある)ので!

<我が家のパターン>
ご参考までに、上記の手順を踏んだ結果、我が家の志望校はこんな感じにまとまりました。
第1希望 チャレンジ
第2希望 チャレンジ
第3希望 併願
第4希望 併願
第5希望 滑り止め(3校)
 

■併願・滑り止め校への意識■

大前提は、「最悪の場合は全敗もあり得ると腹をくくる」ことで、それに準じて「滑り止めに行くこともあり得る」ことを重要に考えていました。

最終的に行く学校は「ご縁」なので、併願校と滑り止め校それぞれ学校ごとの良さを見つけ、「その良さを理由に学校を選んだ」という動機付けにしていました。
プラス面を強調して考えることで子供の中学校生活のスタートを盛り上げたい気持ちでいました。 


学校選びは良い所を見つけることから始まります。