不退転の意思をもつ未熟者の記録

2021年に逆転サヨナラ合格の中学受験をした子を持つ親の記録です

家庭教師について~選ぶ編~

我が子が1年生に上がる直前から「新1年生」としてSにお世話になっていましたので、4年生に上がるまでに、子供の問題への理解力や解き方などにおいて不安や問題点がすでに浮かび上がって来ていました。

結果、我が家の場合は、家庭教師の先生を4年生から依頼しました。
家庭教師は金銭面で非常に負担が大きいので、4年生のうちからその選択肢を考えることには悩みましたが、結果として4年のうちから始めて良かった点の方が多かったです。
特に算数や国語でもし少しでも不安がある場合は検討されるのも良いかと思います。

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大変お世話になりました。

我が家の場合、
・Sの授業では理解が追いつかない可能性がある。
・暗算をしてしまい、途中計算を全く書かなかった。
という理由から、特に算数・国語で補強する必要があると思っていました。

その時はちょうど良いタイミングで直接家庭教師の先生と話を進めることが出来たので、費用は一般的な費用よりも安価な金額で依頼が出来ました。

また、オーバートリートメントになってしまいますが、5年生からは欠員補助的にプロ家庭教師の会社にも依頼をし、2名体制で補強をしていました。
(先生がやむを得ず授業をコンスタントに続けられなくなった場合を考えて、2名体制を行いました。)

プロ家庭教師を依頼するにあたり、3社ほど依頼をし、体験授業を受けました。
そこで今回は、家庭教師を選んだ際の決め手となった点についてお伝えします。
(選んだ年は、2019年になります。現在と体制が変わっている場合があります。)

家庭教師を絞り込むときの決め手となった点
・4科目対応が出来る
当時は、2社は4科目すべてをフォローするシステムではなく、文系の先生、理系の先生それぞれ分かれており、国語と算数のフォローを依頼する場合、文系と理系それぞれの先生を依頼するようになるというシステムでした。ふ、2人分です・・
費用が掛かりすぎて話にならないです。しかも1日で国語と算数を見てもらえない。(無理すれば出来るけど現実的ではない)

当然ながら、4科目を見られる先生がいる会社を選びました。

・子供との相性=子供に合わせられる
最初は性格やレベルなどの部分で相性があると思っていましたが、「良い先生」はその時々の子供のレベルに合わせて教えて方を変えていましたので、柔軟に対応できる先生は必然的に子供との相性も合うのではないかと思います。

・先生が楽しそうに授業を進めていた
子供がなかなか先生の説明を理解できないときや、以前注意したポイントを何回も間違えるときなど、普通はイライラするような場合でも解決策を丁寧に教えられたり、E問題や最難関校の過去問を説明するときに途中で先生が間違えることもありましたが、とても楽しそうに解いていました。

先生が途中で間違えても楽しそうに授業を進められれば、子供も難問に対しての記憶が残りやすくなるでしょうし、何よりも授業は楽しい方が頭に入りやすいので、授業を楽しく進められる先生が良い先生ではないかと思います。

・先生の住まいとの距離が近い
交通費が単純にかからないという利点もありますが、いざというときに無理を聞いてもらいやすいという利点があります。
距離が我が家から遠い場所に住んでいて、通常は電車だが車を使うことがあるという先生から、駐車場の代金を請求されたことがあります。正直それはあり得ないと思います。

・塾講(進学塾)経験者
先生の経験値ごとに値段を設定している会社がほとんどだと思いますが、結論を言うと、家庭教師だけではなく、塾講師を経験された先生が一番良かったです。
塾講師を経験された先生は、受験情報に明るく、教え方が上手いです。
ただ、中には教え方をアップデートせずに何十年も自分の型を変えずにやっている先生がいます。(大概、4科目対応できない先生でした)
家庭や生徒の話をよく聞いてこられる先生は基本的に教え方も上手に感じました。
それに対して、「受験はこういうもの」「問題はこういうもの」と当てはめた言い方をされる先生は子供にハマらず結局続きませんでした。


決め手となったのは以上ですが、何社かの先生の授業を受けた中で思ったこともあります。

当時は先生のグレードを最上級で選んでいましたが、正直に言うと、一番高いからと言って良い先生が必ずしも見つけられるわけではないということがわかりました。

会社側の基準を満たしていても、結果的に良い先生は経験や教える内容、教え方だけでは到底推し量れないものがありました。
教えることが本当に好きかどうかが最終的な決め手になっていたかもしれません。


探す時期について
良い先生(教え方が上手い先生)を探すタイミングは、1月がベストでした。
受験生がちょうど受験期を迎えるころ、次の派遣先を先生側も探す時期になるため動きが生じやすくなります。

対して、一番見つかりにくい時期は夏以降10月ごろまでの間です。
すでにこの時期には「良い先生」はほとんど生徒を持っており、掛け持ちの枠がいっぱいになるため引き受けてくれる先生の数が減少します。

また先生側も、長く付き合いがあれば優先的にスケジュールを調整していただけることもあります。(これは先生によるかもしれませんが・・)

先生も、学校と同じように「ご縁」はあると思います。
もし数か月続けた時に「この先生は違う」と思った場合、4年生もしくは5年生だと翌年1月に選びなおすという方法が取れます。

1回だけの体験ではその先生のことは判断できない場合もありますので、家庭教師の先生は中長期的にサポートをしてもらう方法が有効かと思います。
あくまで、我が家の場合ですのでご参考までに。。