不退転の意思をもつ未熟者の記録

2021年に逆転サヨナラ合格の中学受験をした子を持つ親の記録です

家庭教師について~授業編~

先日、我が家もお世話になったSの先生方へ挨拶をしに行きました。休校期間中に動画に出ていた先生や、応援動画に出ていた先生などタイミングよく5人くらいの先生と会えて、ちょっと感動というか、テレビでよく見る芸能人と会ったような緊張感と高揚感もあり。

別れ際、「また遊びにおいで」と優しく声をかけていただき、万感の思いでSを巣立ちました。親子そろって先生方と数分前まで過ごした時間を思い出し、2人ともニヤニヤしながら帰路に着きました。

さて今回の記事は、家庭教師の授業をテーマにお伝えしたいと思います。
受験が終わってみると、家庭教師の先生に依頼した授業内容は受験直前期を境に変化していたことに気づきました。

どちらの先生も直接連携をとったことはないのですが、授業の区切れが悪いところで終わったときは、もう一人の先生に続きから進めてもらったりしていました。

また、算数では先生ごとに解法がちがった問題も度々ありましたが、それは特にどちらかに合わせることはなく、我が子がわかりやすいと思った方法を子供自身の判断で採用していたので、各々の方法で教えて下さいました。
以上補足です。

4年~6年初秋までの授業について
ほぼ自転車操業でテキストをこなし、間違えた箇所を中心に先生の解説を聞いていました。
メインは算数、次いで国語、理科の順に教わり、社会はテストの振り返りのうちの、選択肢の切り方の確認くらいで、ほとんど授業は受けませんでした。

・算数
2人の先生がついていたので、基礎力定着やデイリーチェックテストの計算から確認してもらい、かなり丁寧に見てもらえたと思います。

特に前回の記事でも少しふれたとおり、暗算で計算を済ませて式などを書く癖が全くつかなかったので、正解していても書き込みの少ない場合、先生方はどのように解いたかを我が子に説明させていました。また必要に応じて、我が子に式を書き足させていました。

・国語
我が子は記述力が乏しかったので、主に国語では記述問題を特訓しました。記述ではほぼ必ず、先生が解説をした後、1から答えを書き直させ、修正する部分があれば再度書き直しをするところまで徹底していました。

特にB教材は、1コマ2.5時間~3時間分をまるまる使ってもすべて終わらないほど時間がかかるので、問題を予めこちらでピックアップしておく必要がありました。

また、選択肢の切り方は、まず我が子がなぜその選択肢を選んだのかを確認した後、今度は選択肢の1文1文を先生が読み、どこが間違っていて、どこがふさわしいかのチェックの仕方を毎回行ってくださいました。

・理科
理科は計算分野で何度も同じ間違えをしがちだったのですが、先生が粘り強くその都度教えてくださったおかげで苦手な分野でも投げ出さず最終的にはある程度克服できるようになっていました。

また、テキストだけではわかりにくいものがあった場合はすぐに我が子に理科資料を開かせたり、スマホで画像や動画を見せるなど、丁寧にわかりやすく授業を進めていました。

直前期以降の授業について
先生方のタイプはそれぞれ、「しっかりと理解させる」タイプと、「効率的にサクサクと教え進める」タイプでしたので、直前期では先生の特性に合わせてテキストも過去問も何とか回せるように授業内容を分けてやりくりしていました。

まず「しっかり」タイプの先生には、過去問を中心に依頼をし、解説よりも時間配分や問題を解き進める様子を細かくチェックしてもらいました。
問題用紙を確認し、大問構成を確認したら1つの大問当たりにかける時間を決め、その通りに進められるか。
問題を我が子が飛ばしたら、なぜそうしたのかを確認。
制限時間が過ぎたところですぐに自己採点し、先生が採点内容をチェック。
これを一コマに2~3科目おこない、時間内に問題を解く精度を上げるようにしていきました。

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問題一つ単位でラップをチェック!

もう一人の「サクサク」タイプの先生はテキストで分からなかった問題と、過去問の直しを中心に見てもらいました。
こちらの先生にも、過去問の解き進め方を目の前でチェックしてもらいましたが、解説もセットで2~3科目を見てもらっていました。

先生の前だと緊張感が出るのか、自習で過去問を進めるよりもはるかにパフォーマンスが良かったので、受験本番で練習した成果がそのままフルに出せたのではないかと思います。