不退転の意思をもつ未熟者の記録

2021年に逆転サヨナラ合格の中学受験をした子を持つ親の記録です

超直前期から受験本番期(4戦目)

第2志望が合格という、12月の成績からでは考えられない結果を残している我が子。
これで併願校や滑り止めの対策を考える必要がなくなり、ショートカットをして一気にラスボスのみとなりました。

・・しかし、今度は言わずと知れた有名校との対戦。考えただけでビビります。。

その学校を3年間ずっと志望校として考えていましたが、合格率は20%から上の数字を見たこともなく、受験をすること自体、懐疑的にとらえてしまうこともあるほど、、
正直受かるとは思っていませんでした。
このような考えになったのも、大昔に自分が第1志望に落ちたショックがあったことが原因かもしれません。ただ、その時の自分と、今の我が子とは比べ物にならないほど志望校への準備を入念にしているので試験で全力を出すだけで良いと思っていました。

ダメでもいい、と。

そして、1月の受験を通して「不可能を可能に変えることが出来る」ことを知った私はさらなる挑戦をしようと決意しました。。
2月2日の併願校を、志望校の2回目に変更するという大博打。。

正面から言うと士気が下がるかと思ったので、話の序盤で気持ちをふわっと上げてから本題を投入することにしました。

(不退転)「第2志望が合格したってことはさぁ、2月1日の午後入試とか、2日からの試験を受ける必要がないってことだよね???」
(子)「あ!そっか!チョレーーーイ」(←ん?卓球・・?)
(不退転)「そうすると、2月1日で受験が終わることになるんだけど・・」
(不退転)「2月1日もしダメになっちゃっても2日に2回目があるから、ダメ元でやってみないかい?!」
(子)「えっ?!うーーーーん・・・うん。わかった。」

というわけで、(半ば呆れ気味で)チャレンジをすることに同意してくれました。
2月2日、我が家の中学受験は泣いても笑ってもこれで最後です!!!
A校の2回目はS偏差値が御三家の2校をしのぐレベルに上がるが、よく過去問を見てみれば大きく難しくなっているわけでもない。問題のパターンもほぼ同じ。

チャンスしかない。

もう本当にこれで思い残すことはないので、一世一代の大博打を賭けてみることにしました!2月2日、最後の決戦を、出願ポチ。

併願校、滑り止めは一切受験しません。(ウン万円、おつ・・・・・・・)

我が家の最終布陣は、このような形になりました。

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第1志望 A校②(ダメ元チャレンジ)→あと15以上
第1志望 A校(チャレンジ)→あと10以上
第2志望 B校(チャレンジ)⇒合格!
第3志望 C校(併願)→あと5以上受験せず
第4志望 G校(併願)⇒合格!
第5志望 D校(滑り止め)→ほぼ同格受験せず
第6志望 E校(滑り止め)→ほぼ同格受験せず
第7志望 F校(滑り止め)→ほぼ同格受験せず
第8志望 E校(超滑り止め)→5以上超え受験せず
※今更ですが埼玉校は上記の中に含めていません
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・・今思い返しても無謀の極み。
しかし中学受験の最後を飾るのには申し分のない打ち上げ花火。
まさに、「我が人生に一片の悔いなし」です!

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最後に弾けてもええじゃないか

最終決戦を前に、大本命2月1日の決戦に我が子は出陣しました。

すでに何日も前から毎日1年1回ごとに過去問を解き続け、Sの先生方の応援動画を親子で笑い転げながら何回も視聴して元気をもらい、1月31日にSの担当先生からの電話で勇気をもらい、万全の仕上がり。我が子の毛並みも最高にツヤツヤで足取りも力強い。
調教師として、やり残したなど悔いは全くありません。

いつものようにヘラヘラと我が子を玄関で見送り、いそいそと掃除。
もうお決まりの流れです。今回は空気清浄機のフィルター掃除です。

・・帰宅後の我が子は過去最高に晴れやかな表情でした。

よくできたわけではなかったようですが、入試説明会の時にメモした内容をテスト直前に見て、それをしっかりと意識して解いたそうです。

そして午後、明日の決戦のために一人で黙々と過去問をこなす我が子の姿には、もう以前の面影が全くありませんでした。
時間を計り、過去問終了後てきぱきと採点し、その後間違えた箇所はノートに書いて、切り貼りして、マーカーチェックして、丁寧に直し。
その一連の作業を淡々とこなす姿に思わず私は目を見張りました。

目の前には、正真正銘の受験生がいました。