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今回は、前回の記事の、都心の川を船でまわった記録で触れました、パナマ運河と同じ方法で水位調整をする「扇橋閘(こう)門」についての詳細です。
日本橋川や神田川は、江戸から震災復興、東京府、戦争復興、高度成長期の東京都、そして現代まで様々な時代を船から見ることが出来ました。
以前、家族で江戸東京博物館へ行ったこともあり、博物館の対象とする時代が今回の船旅とぴったりリンクして、目の前の景色とわかりやすい解説で東京の歴史を深く知ることが出来たように思えます。
子供も今回の経験で何かを得てくれればと思います。
扇橋閘門は前回の記事だけでは伝わりにくかったと思い、改めて記事にしました。幸い画像も少しだけ使えるものがありました。。
隅田川は川の幅が広く、少し船が揺れましたが、小名木川へ進むと穏やかで心地よかったです。扇橋閘門につくと、待つこともなくそのまま進むことが出来、門の閉じたところまで船はゆるゆると進みました。
しばらくするとアナウンスがあり、後方のゲートが降りて完全に塞がれた状態に。
「水流注意」とありましたが、乗っていた船は安定していましたので全く揺れることもありませんでした。
入ってきた隅田川方面の土地が高く、向かう先の荒川方面の土地は低いため扇橋閘門で水位を下げることで、荒川方面の土地に船が移動する際に水が流れるのを防いでいるそうです。まさに「ミニ」パナマ運河。
ほどなく徐々に水位が下がっていくのが分かります。
お風呂に張った水を抜いているようなスピードでゆっくり下がっていました。
壁が川の水で濡れて色の濃くなっている面で、どれだけ水位が下がったかが分かります。この日は170~180センチほど下がっていました。
東京にこういう場所があるのを知らなかったので、今回体験が出来て良かったです。隅田川周辺は江戸時代から商人の町として栄えていたため、橋の形が日本橋川や神田川にかかっているものとは違い、商品をのせた船が橋の下を通るため、支える部分を橋の上に作っている構造がほとんどでした。
よく、ドラマのワンシーンでも見かける形ですが、ここでも江戸からの歴史背景があってこの橋の形になっていることが分かりました。
橋だけではなく、小名木川から見える景色はきれいなマンションが多く建ち並び、大きな公園も見え、釣りをする人やジョギングをする人、散歩をする人などみんな気持ちよさそうにそれぞれの時間を過ごされていて、素敵な環境でした。
隅田川から、スカイツリーを背景に清洲橋を撮りました。
黒いひもが・・・残念