不退転の意思をもつ未熟者の記録

2021年に逆転サヨナラ合格の中学受験をした子を持つ親の記録です

見聞録7.旭川市博物館①~1階~

あけましておめでとうございます。

新年となりもう3日。令和がもう2年。。

年は明けましたが、我が家はほとんどいつもと同じです。

お正月気分は5%くらい、95%は家族が揃っているのでいつもの週末。

 

5%の中に、笑ってはいけないと格付けが少々入っておりました。

例年よりもテレビをつけている時間が少なくなりましたが、意外と十分楽しめました。

年賀状の用意は元旦に届くように間に合ったし、大晦日に床の雑巾がけも出来たし、正月は朝からお酒をたしなんだし、、正月太りしてますし。

思っていたよりも年末年始らしいことが出来たからかも?

 

そして、最近は12月より少し日が長くなっていることを感じて安心します。

時間が進んでいると考えると恐ろしくなりますが、短かった日の長さがどんどん長くなるのを感じると、なんとなくうれしくなります。

 

あ、脱線しすぎてしまいました(汗)

 

久々の見聞録ネタです。今回は、北海道の旭川市博物館です。

www.city.asahikawa.hokkaido.jp

 

今まで北海道の博物館や資料館はいくつか行ったことがありますが、ここの博物館は私の中では一番おすすめしたい博物館です!

 

展示されている分野の幅がまずとても広い!

地学、生物、植物、旧石器時代、縄文時代、続縄文時代、アイヌ民族と文化、蝦夷地開拓~屯田兵の生活、旭川市街の発展と歴史、昭和~現代の街並みと暮らし・・

と、ざっと挙げただけでも理科的分野から歴史的分野の非常に広い範囲を取り扱いながらもが2フロア分のスペースの中にまとめられており、しかも、それらの資料の見せ方が秀逸で何時間いても飽きの来ない造りになっていたので、閉館1時間半前に入ったことを後悔しました(涙)

受験が終わったら、もっとじっくり回りたい!

 

上野の国立博物館は、展示物の膨大な量で圧倒されましたが、旭川市博物館は北海道の、特に道央の土地、生物、アイヌ文化、屯田兵(開拓史)についての情報量の多さに圧倒されました。

おそらく、以前訪れたことのあるネイチャーセンターや資料館などが予備知識としてあった分、旭川市博物館の資料を見たときに点と点が線につながった感覚になり、余計に面白く思えたのかもしれませんが、改めて大雪山などの道央周辺を実際に散策して回りたくなりました。

そして、最も圧倒されたのは模型のクオリティの高さと、それらの見せ方の上手さ。

とにかく人形は等身大で柵が低く、間近で見られるようにしていたり、一方でアイヌとモンゴル人の戦いの歴史を展示する場所ではアイヌ人の大男の像が仁王立ちをしていたりと、その時代に入り込みやすくなっていること。

 

入館すると、まずアイヌ文化とその歴史から始まります。

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入口すぐにある、アイヌの生活

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等身大なので、世界に入り込みやすい

また、資料の説明は文章や図もありますが、子供たちにも理解しやすくしているのか、漫画で説明をしている箇所もあり、分かりやすい。

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よくある説明と図のパネルもあれば。。

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漫画で説明しているパネルもある

また、学芸員の方が作成した(と思われる)紙の資料がほとんどすべての各展示物に置いてあり、全部いただくと1㎝程の厚さの本になるほどの量!
学芸員さんの情熱というか、「アイヌや自然、歴史をたくさん知ってもらいたい」という熱意を感じました。

自由研究のネタが豊富にあります。

 

また、無料で配布されている書物のなかにA5判100ページほどの本もありました。

販売されているものかと思うほどクオリティが高く、漫画をベースにアイヌ民族と文化、日本遺産などについて書かれていました。カラー写真もふんだんに使われているので、無料とは驚きです。もちろん持ち帰らせていただきました。

 

アイヌに関する資料は1階にあり、地下1階は大昔の北海道や大雪山系、上川盆地の地学や野生生物、植物、屯田兵の時代から現代までの展示物スペースになっています。

情報量がてんこ盛りでしたが、見せ方が非常に上手いので時間がないながらもしっかりと見ることは出来ました。

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1階にある屯田兵の家

1階には屯田兵の家を復元したスペースがありますが、実はこの家の中が通路になっているので「人んちを通り抜ける」状態なのです。

 

ラーメン大好き小池さんの部屋を通り抜けるという、藤子不二雄の漫画(ハットリくん)のワンシーンを連想してしまいました。

と同時に、屯田兵の家が意外と広かったのを知ることが出来ました。

特に土間が異常に広かったんですが、ハイエース1台分は入るくらいありました。なぜ土間をそんなに広く取る必要があったのか、答えを見落としていたのか謎のまま。。

答えは次回再訪した時に探してみます。数年後になりますが。。

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旭川市博物館のシンボルツリー

地下1階から1階まで中央が吹き抜けになっており、その中心にシンボルツリーが枝葉を広げて立っています。

階段の踊り場から、その木の中にいる野鳥(剥製?)をバードウォッチングすることが出来ます。

ちなみに上の写真の右下にある家が屯田兵(小池さん)の家。

 

・・最後まで書ききりたかったのですが、あまりにも情報量が豊富で端折るのがもったいないほどの素晴らしい展示ですので、ここで一旦お開きとしまして、地下1階の内容は②として続きにします。。