夏前から録り溜めしていて、あまり見ていなかったNHK(Eテレ)の「サイエンスZERO」。この番組を観ると、元気がもらえます。
TBSの「がっちりマンデー」やテレ東の「ガイアの夜明け」を観るくらいの元気がもらえますが、いざ観ようと思うと後回しになりがち。。
ため込んだ回数が35回分になっていましたので、タイトルで気になった回を観てみました。
この回のタイトルは、
「日本を変える!全国高専ディープラーニングコンテスト」
でしたが、内容をざっくりお伝えしますと、AI(人工知能)を使って新しいビジネスを開拓することをテーマとして、全国の高専生が自己開発したビジネスモデルを投資家にプレゼンテーションし、発想、汎用性、機能性、将来性(儲けも含めて)を競い合うというもの。
番組の中では、時間の都合上ピックアップした3つの高専のプレゼンテーションが放送されていましたが、産業に密着したアイデアものから、本当に将来性、、というより数年後には実用化されているかもしれない程のクオリティーの高いものまであり、かなり見応えがありました。
また、高専生が自らプレゼンをするので、初々しさやぎこちなさや、すこしあどけなさもあり、なんとなく応援したくなる、甲子園感覚もあり。
番組を観終えて、清められたような気分に浸っていましたが、ふと疑問に思ったことがありました。
彼らは中学を卒業して、高専に入学してここまでの成長が出来ているのなら、、
もし中高一貫×高専が出来れば、さらに磨かれるのではないのかしら?
わたしの猿知恵、ウマシカの一つ覚えでそんな思考がわいてしまったのですが、それが出来ればSSHをしのぐ超スーパーサイエンスハイスクールになるのではと勝手に妄想して手汗をじわじわとかく始末。
昨日の記事でも触れましたが、学校説明会の中では「高大連携」をうたわれている学校もありました。高専も同じように連携をされているところもあり、また、このコンテストに参加されていた学校の中では企業(四国電力)と共同開発しているという離れ業もやっていらっしゃる!
5年間の学校生活を卒業すると、大学3年から編入出来、その後大学4年を終了すれば博士課程の切符も手に入るという仕組みもあるとは、、高専おそるべし。。
(以上の内容は理工系がメインです)
それが、現状は(平たく言えばですが)「高専に魅力を感じているならば、中学を卒業してから入学する」仕組みになっています。。
わざわざ中受して3年で退学はあまり現実的な方法ではないので、実際は地元の中学へ入学するという選択肢になる。。
それで、高専に魅力を感じつつも、その方向をあきらめるというのは勿体ない気もします。「中等高専」という学校が出来れば、現状の高専の人気低下にストッパーとなりえるのではと思うのですが。。